止揚学園見学記~施設ではなく家族~
数年前に、滋賀県東近江市の止揚(しよう)学園に見学へ行かせて頂いたことがありまして、今回は、そのときの記録です。
止揚学園は社会福祉法人汀(みぎわ)会が運営する、重度知的障害者のための、障碍者支援施設(いわゆる入居施設)です。には、色々な驚きポイントがあります。なかなかほかではできないことばかり…。
驚きポイント
- 重度の方が多くおられるが、おむつをしている方がおられない。みなさんトイレで用を足せるよう支援している。
- 職員も一緒に裸になってお風呂に入る。写真はお風呂。カラフルで楽しい雰囲気です。
- 1981年に、学園でシンガポール旅行を実現。現在ならまだしも、まだまだ障害者に対する社会の目線が厳しい時代に。1981年ですよ!
- 450曲ものオリジナルソングがある。
- 学園内に納骨堂があり、利用者だけでなく、家族も一緒に入ることができる。
「施設」という感じがなく、「コロニー」や「共同体」といった言葉の方が似あう止揚学園です。
見学後は、こんなところがあるのか…と驚きました。園長の福井生(いくる)さんは著書もありますので、よかったら読んでみてくださいね。